UR賃貸住宅とは、都市再生機構が扱う賃貸住宅のことである。



UR賃貸住宅とは、都市再生機構が扱う賃貸住宅のことである。以前の都市公団が扱っていた賃貸住宅、いわゆる「公団住宅」のことを「UR賃貸住宅」と呼んでいる。民間事業者や地方公共団体が供給する賃貸住宅との最大の相違点は、賃貸借契約の締結の際、保証人を必要としないことである。また、民間の賃貸住宅のように不動産屋を通さないので、仲介手数料も必要ない。敷金は必要だが、礼金が不要であることも、民間の賃貸と違って借りやすい要件の一つである。しかし、UR賃貸住宅の家賃は、決して周辺の民間物件相場より安くはない。周囲の相場とかんがみて、家賃は適宜調整されている。そのため、年収または貯蓄が一定以上ないと原則として入居できない。その一方、契約の更新に伴う更新料などの諸費用は不要で、家賃を前払いで1〜10年分まとめて支払うと、期間に応じて割引がある。高齢者や障害者、育児中の世帯などには、優遇措置も設けられている。公団住宅と呼ばれていたころは、ダイニングキッチンやシステムキッチンの普及、全戸南向き配置など、高度成長期の庶民にとってあこがれの物件だった。そのため、民間企業の住宅建築の模範としてもてはやされた。結果として、画一的な住宅建築を推し進めることともなった。しかし、現在のUR賃貸住宅は、アネックスルーム(離れ)やフリールームを設けたり、各戸のデザインや間取りなどを多様化している。またペット可や友人同士でシェアして住めるものなどさまざまなライフスタイルに対応している。

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